子育てママの毎日

やんちゃ盛りの6歳男児と 産まれたてほやほやの娘との毎日 色々発信してかけがえのない毎日をもっと素敵にできたら

NSTの結果が悪い

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朝から息子が遠足なのでお弁当作って、娘は予防接種に連れて行って。。
育休ってもっと赤ちゃんとまったり…なんてイメージしてたけど、わりと忙しいですよね。上の子がいれば尚更。
まぁ私はわりとダラダラしてしまうダメ人間なのでちょうどいいかもしれないですが。

以前ここでちらっと話しましたが、私の今回の妊婦生活は順調とは言いがたいものでした。
もっと大変な人も勿論いると思うけど、一人目の妊娠が結構順調だったのでそれと比べると、気持ちの浮き沈みも結構沢山ありました。

今回は、その時の体験記を書こうと思います。
似たケースの人の支えになったら嬉しいです。

 NSTノンストレステスト)をはじめてした日

ことの始まりは、NSTをはじめてした36Wの時でした。
そう、妊娠10ヵ月です。出産予定日までもう1か月切ったころです。
ここにきてこんなことになるなんて、病院に向かう車では微塵に思っていませんでした。 むしろ、今回の妊娠も大事がなくてよかったな。なんて気持ち的にはあとは産むだけ!みたいな・・。

1人目の時もNSTはしました。赤ちゃんが動いてるのを感じられて、NSTが楽しみだったといっても過言ではないくらい、今回の妊娠での初めてのNSTにワクワクしていました。
私が通院していた産院は、個人病院でしたので、NSTをする部屋にはベッドが2つ。 私は奥のベッドに寝ていました。
お腹にベルトを2本巻いて、30分から1時間ほど赤ちゃんの健康状態をチェックする検査です。 赤ちゃんが寝ちゃってるとちゃんと取れないから、もう少し時間がかかることもあるそうです。 あとから隣のベッドに別の妊婦さんが来た気配がカーテン越しに分かりました。
私のお腹の赤ちゃんは寝てしまってたようで、途中助産師さんに赤ちゃんを起こす為の機械(振動を与える機械)で起こされたりして、1時間半程かかった気がします。
いつの間にか隣の妊婦さんはすでに部屋を退出していました。 多少不安はありましたが、今更問題が起こるはずない。と根拠のない自信もあり、今日はたまたま赤ちゃんが寝ちゃってただけ。 なんて私の中ではたいしたことないこと。と自己完結していました。

その後、いつもの診察で、NSTの結果が告げられました。 「NSTの波がちょっと心配。問題というほどではないけど、もう一度NSTしましょう」 場所を変えて、さらに2~3時間はNSTをしていました。 午前の受診だったのに、気づけばもう夕方でした。 この時の私の気持ちは「なんか怖いな~でも大丈夫だよね、今日ご飯なににしよう」なんて呑気なものでした。

夕方に医師が来て、「波がちょっと元気ない。心配なので今日は入院しましょう」と、突然言われました。 入院なんて微塵にも思ってなかったのですごくビックリしたのを覚えています。 そして「ここ(個人病院)には、NICU(新生児集中治療室)がないから、NICUがある病院に入院したほうがいいです」 と、あれよあれよと話が進み、気づけば転院するために救急車に乗っていました。 ↑ここまではNSTをはじめてした日の出来事です。

 転院になったわけ

後から主治医が教えてくれました。 その時はパニックにさせるかもしれないと思って、言わなかったけど、以前同様に「なんだかNSTで胎児の元気がない」ケースが1度だけあったそうです。 その時の赤ちゃんは産まれてまもなく亡くなったそうです。 主治医はそれがよぎり、当日入院、転院と急展開な対応をしたとのことでした。。 今考えると恐ろしいですね。原因はこれといってわからなかったそうです。 原因が分からずに胎児が亡くなってしまうことは決して珍しいことではないそうです。

※ここだけ読むと心配を促進するだけなので先に書くと私の赤ちゃんは現在元気で何も問題がありません。

 大学病院での経過

転院先の大学病院に着いたのは18時頃だったとおもいます。
1月末だったので外はもう真っ暗でした。19時頃には旦那と息子も来てくれました。
到着してすぐに、色々な検査をしました。ですが胎児に異常は大学病院でも見つからず(いいことなんですが)ただ、NSTの波は確かに良くはないです。」とのことでした。
結果として3日間私はここに入院しました。 毎日2度のNSTを取りました。ほかはこれといって安静でもなんでもないので、暇で不安な日々を過ごしました。

3日目に困った事態になりました。息子の保育園でインフルエンザが流行ってるとの情報と息子の保育園からお熱の為お迎えをお願いします。との連絡が来ました。 うちはお互いの両親が遠方の為、息子を看病する人・頼める人がいません。
夫も個人経営の仕事で休むのは難しい仕事です。 医師に退院できないかと相談したところ、元の個人病院のほうに頻繁にNSTを取りに通院するなら、と許可をいただきました。 この時、息子さんとお腹の中の赤ちゃんどっちが大切なんだ?!とか言う医者じゃなくて本当によかったです。
言わずもがな、どちらも大切です! 幸い、息子はインフルエンザではなく、翌日休んだだけで保育園には復帰できました。

 退院後の赤ちゃんの状態と心境

それから2日おきにNSTを取りにもとの産院に通院しました。
極端に結果が悪いわけではない。でも絶好調の結果は1度もありませんでした。
初日のNSTの結果が初日だけなら”たまたま”で見過ごせるけど、毎回これなら、なんかある可能性が高い。とまで言われました。 ”なんか”というのは障害などのことを指します。
お腹の中にいるときに病気が見つかれば、予め対応を考えることができるけど 産まれてから何か異常が見つかる可能性も十分ありえるし、産まれてから発見されることも珍しいことではないそうです。
脳の異常かもしれないし、心臓の異常かもしれない。。。何でもなかったということも勿論ありえます。と医師に言われました。 こうなってくると一番悪いパターンを想像してしまうものです。
悲しくなって夕飯を作る気もおきず、旦那と「障害がある子が産まれたらどうする?」なんて話も出ました。
出来る限りの検査はしたし、私たち夫婦に出来ることはこの時、元気な子が産まれますように。と願うのみでした。
一番いいパターンは、子宮の中の環境が赤ちゃんにとってなんらかの悪影響を与えるケースでした。
これが原因だった場合は、産まれてしまえば解決するので。 もう正産期にも入ったころだったので、もし子宮の問題の可能性があるなら強制的に出産(帝王切開)したいと思っていました。
ですが医師の見解は、胎児の心拍が異常なほど落ちたりして、苦しいサインがあるならすぐそうする。 でもそこまでではない。とのことでした。
※複数の医師で話し合い、すぐ産ませたほうがいいのではないか。という意見の医師もいたそうです。本当に難しい問題だったようです。
産まれるまで不安な気持ちを引きずるのが嫌だったので早産になってしまうなら論外ですが、当時は正産期だったこともあり、早く帝王切開してと思っていました。でもこれは親(私)の都合です。。

お腹の中で突然死してしまっている可能性もあるから、今まで以上に胎動を意識して。感じなくなったらすぐ病院に連絡して。
と言われて、半分ノイローゼになるんじゃないかってくらい胎動を気にする毎日が続きました。

 予定日1週間前 転院

予定日の1週間前の健診の時に急展開しました。
主治医に「今日午後に○○病院の先生がたまたまた来るから、相談してみますね。」 と言われました。
○○病院とは、私の住んでる県で数えるほどしかない特定機能病院と認定されている最高医療を兼ね備えている病院だそうです。
先日3日間入院した大学病院より高度な病院になります。
そこの周産期医療センターの医師がここに来るから。とのことでした。 そして相談した内容は今日電話で教えてくれるとのことでした。
昼すぎには主治医より電話があり、相談したらその医師が見てもやっぱり私のNSTの結果は良くないらしい。。
赤ちゃんが健康で産まれてくる可能性は高くはないから、NICUも当然ある、こちらの周産期医療センターで引き受けますよ。 との話になったそうです。
我が家からは今まで通っていた個人病院は車で30分かからないくらいですが、紹介してれる特定機能病院は高速を使って50分程。
でも自分の体のことなら多少わがままも言いますが、赤ちゃんのこととなると話は別です。 私にはそこの病院に行く以外の選択肢はありませんでした。
もう、「いつ産まれてもおかしくない期間だから明日行ってください。」と言われて、仕事帰りの旦那に個人病院の方には寄って貰い、紹介状と、出産手付金を返金して貰いました。
39Wにして私は出産する病院が変わったんです。翌日必ず特定機能病院の方へ行かないと、急遽陣痛が来た場合私は産む病院すらない状況になりました。
翌日1時間以上かけて電車で新しい病院に行きました。
つい先日に電車で出産した妊婦がニュースに取り上げられていて、同じことにならないかヒヤヒヤしました。
そんな大きな病院なのでアポありとはいえどかなり待たされて、朝行って帰宅は16時過ぎていたと思います。 一通りの検査はしましたが、先日のデジャビュで、やっぱり異常は見つかりませんでした。 大きな病院といえど、お腹の子の異常を産まずに検査する方法は限られていて、先日入院した大学病院や、今までいた個人病院でした検査をまたするだけでした。エコーに時間をかけて見てもらう。くらいしか方法はないのです。
※もちろんこのエコーを人の目で確認するため、誰がするかで見つかるものもあるとは思います。
「あえていうなら、心臓に水があるかもしれない。でもこれは次第に無くなることもあるし、あまり大したことではない。」
※実際産まれたら無くなってました
そのくらい他に異常が見つかりません。 と言われました。 緊急帝王切開になることも危惧し、そうなる場合すぐオペに入れるように準備としてその日は心電図とレントゲンを撮って帰宅しました。

陣痛

帰宅途中に初めてお腹が痛くなりました。(前駆陣痛も今までありませんでした)
内診後に痛くなることがある/陣痛を誘発することがある と聞いたことがあった為、それかな?と思い休み休み帰宅しました。
でもその痛さはなかなか収まらず、でもきっと前駆陣痛だろうなと思ってその日は就寝しました。

夜中の3時頃、痛くて目が覚め、これは本陣痛につながるのでは?とようやく思い、昨日渡されたばかりの入院マニュアルを確認しはじめました・・マニュアル全然読んでなかったので・・。
朝7時に主人に病院まで送ってもらい、今回は出産レポではない為出産までの経緯は省略しますが、14時に無事に通常分娩で産まれました。
NSTの心配があったので、一人目で使用した陣痛促進剤は使えないと言われたのでなかなか子宮口が開かず苦しかったです。
※陣痛促進剤は赤ちゃんに負担をかけるため、病気がある可能性がある胎児には使えないそうです。

産まれた赤ちゃんの健康状態

産まれた赤ちゃんは2300gでした。予定日より少し早かったせいもあると思いますが、一人目も小さめだったのでこれは遺伝かと思います。
結論から書くと、赤ちゃんが小さめという以外、問題はありませんでした。
通常よりもかなり詳しく検査をして頂きましたが、なにも見つからなかったんです。
何か一つくらい異常が・・と覚悟していましたが、嬉しさもですが驚きのほうが大きかったです。
本当ですか?ちゃんと診てくれたんですよね?と疑いのほうが強くて(失礼な話ですが)
そのくらい、五体満足の可能性は低いと思っていたんです。

医師にはNSTの結果が悪かった理由がわからない。と言われ、あの結果の原因はいまだに不明で釈然とはしていません。 今娘は生後3か月になります。一か月検診でも問題は見つからず、今のところ元気に大きくなってくれています。 これから何か発見される可能性は勿論ゼロではありません。

私がこの記事を書いた理由

今回この記事を書いたのには理由があります。 私がNSTをはじめてした日から、産まれて安心した日までほんの半月くらいの出来事ではありますが 暇さえあれば同じケースを経験した人がいないかとかなり検索魔になっていました。
NST 結果 悪い NST 波 よくない・・
なかなか思った通りの検索結果を得られませんでした。
胎児が寝てるとNSTがうまく取れなくて似たような可能性を説明されましたけど大丈夫でしたよ!なんてコメントはありましたが 私のように緊急入院になり、ICUがある病院に転院した。や、周産期医療センターに入院した。なんで話は見つからず、 安心材料がゼロで出産に挑みました。
もしかして担当医が過剰になってるだけでは?なんても思いました(そうであってほしかったから)
でもここでも書いたように 担当医には過剰になる理由があったわけですが・・。
もし同じように不安になっている妊婦さんがここのページにたどり着いたなら、安心材料として知ってほしいと思いこの記事を書きました。
私に答えられることなら答えますのでコメント等頂いても大丈夫です。 同じようにNSTの結果が悪かった方も私のように元気な赤ちゃんに出会えることを願っています。